秋田蘭画

以前、かの有名な平賀源内が秋田の鉱山を訪れたことがあると
記事の中で触れたことがあります。


西木の紙風船上げ (2月11日記事)の中で数行だけですが
西木村の紙風船を考案して行ったと解説しました。


その平賀源内先生は、蘭学者であったことでも有名です。


その平賀源内に惚れ込み、
江戸に帰った源内の後を追うように出府して蘭画を学び
日本の誰もが知っている木版画を世に残した人がいます





その絵というのが、

画像



いわずと知れた、杉田玄白先生の「解体新書」です。


この扉絵のみならず、全4巻からなるこの「解体新書」の
第1巻が序図編になっていて、内臓諸器官が図示されています。




この木版画を描いたのが、今日の主人公、

小田野直武です。

解体新書の挿絵を書いた時、直武は26歳でした。




直武が秋田で過ごした青春時代は、
秋田藩主佐竹義敦(よしあつ)自身も、
蘭画に熱中していて、『曙山(しょうざん)』と号して
有名な蘭画を残しています。

もともとは、角館佐竹北家の家来でしたが、
義敦は直武を自分の直臣に取り立て、
江戸の平賀源内に師事させたのです。



杉田玄白も、直武の絵に惚れ込み
平賀源内の強い薦めもあって
解体新書の全ての絵を彼に任せました。


写真とかが無い時代のこと、
文字だけの解説書では、なにがなにやら判るはずはありません。


この挿絵があってこそ、玄白らの解説が生きてくるわけです。



蘭画とは、洋風の手法を取り入れた日本画で、
当時は、長崎や京都・大阪または江戸あたりで研究されていましたが、
その中でも秋田のものは「秋田蘭画」と呼ばれ、
絵画文化の高さを示しています。



直武は、名前こそ世に出ることは少ないのですが
日本の医学に対して大いに貢献しただけではなく、
蘭画の世界にも日本の先駆者として貢献しています。




今日は、ちょっとした隠れ知識を披露しました。





んだば








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この記事へのコメント

2006年08月19日 23:01
ですよね、難しい論文だけじゃ 何が書いてあるのか きっとわからないでしょう。
挿絵があることで 理解できたのだと思います。
それが 秋田蘭画と呼ばれているとは これまた 当たらしい知識をアリガトウございました。
ところで 熱中症は 全快したのですか?
無理は禁物 今回は治ったとしても まだまだ暑い日が続きそうです 充分気をつけて お仕事頑張ってください。

今日は台風(九州を通過したのにね)遠く 北陸地方等に フェーン現象を起こして 37度以上の気温になったと聞きました。
昔は 台風一過(これ 子供の時 台風一家だと信じてた私です・・・)清清しい空気に変わったものです。
最近は 違いますね。
2006年08月20日 21:45
はい。絵は見たことがありますが,秋田蘭画で,画家が小田野直武さんとは知りませんでした。ちょっとメモしておきます。ありがとう。
2006年08月20日 22:45
蘭画家は同時に医者だったんですね。
臨床医がいて、基礎病理を追求する医者がいて・・・それぞれに大切ですものね。
こういうことを紹介していただくと、ものの見方考え方が広がっていきますね。
2006年08月20日 22:59
なまはげさ~ん!!
ダイジョウブですか?
体調崩して 寝込んでるんじゃないでしょうね・・・
2006年08月21日 12:12
体調が悪い時は
upやコメなんて気にせず
ゆっくり休んでください。。と言いな
がらも・・いざ無いと
大丈夫かしら・・(**;)??..と
あいさん同様 心配しています

2006年08月21日 17:48
ただいま~。なんて言ってる場合じゃないですね。なまはげさん、大丈夫ですか?
新潟もかなり暑かったですけど、秋田も暑いとき半端な暑さじゃないですものね。
私も心配になってきました。
2006年08月21日 22:24
もしもし ナマハゲさん!!
もしかして 病床に臥していらっしゃるのでは?と心配して参上致しました。
今日も 音沙汰無しですね・・・
多分 ブログをお休みする場合 用事がある時には 事前に通告があるはず。

ということは 急病か 急用か とにかく突発事項が発生してると思われるわけで・・・

大丈夫でしょうか?
2006年08月21日 23:11
 こんばんは☆こねこです♪
 
 まず、記事と関係なくてごめんなさい。
 そして・・・お父さん大丈夫ですか!?18日に私のところで「倒れた」とコメントがあって以来音沙汰なしなので皆さん同様、私もブログ内での娘として心配してます・・・。

 大事に至らなければ、と願ってます。 
 ねこでした・・・。
2006年08月22日 14:26
エッエッ!? なまはげさん、体調崩しているの・・・。
先日、私も39℃の熱を出して倒れただけに心配しています。
辛抱せずに医者の力を借りてくださいよ!
★なまはげ
2006年08月22日 22:27
☆+あいさんへ
 解体新書の扉以外の図を御覧になったことありますか?かなりリアルに書かれていますから覚悟決めて見ないとね。学校では、中身まではなかなか教えませんから・・・。。
★なまはげ
2006年08月22日 22:30
☆閑客さんへ
 解体新書といえば杉田玄白という名前が思い出されますが、翻訳だけでも数人の協力者がいたようですね。もちろん直武もその一人ですが
図を描くのだけでも、気味が悪いですよね。
★なまはげ
2006年08月22日 22:32
☆Tatehikoさんへ
 蘭画家が全て医者だったとは言いませんが、西洋医学を学ぶうちに、西洋の文化も一緒に学んだのでしょうね。
★なまはげ
2006年08月22日 22:34
☆+あいさんへ
 このコメントいただいたときには、病院にいました。鋭い勘をお持ちです!
★なまはげ
2006年08月22日 22:35
☆璃里さんへ
 ご心配おかけしました。何とか体調も戻ってきました。水曜日にはブログも復活できると思います。
★なまはげ
2006年08月22日 22:37
☆yukiさんへ
 おかえりなさい!旅行は楽しかったですか?体調が戻ったら、お土産話を伺いにお邪魔します。
★なまはげ
2006年08月22日 22:40
☆+あいさんへ
 このコメントをいただいた頃は、熱も下がって吐き気も治まっていました。大事をとってもう一晩ということで、病院で快適に過ごしていました。
★なまはげ
2006年08月22日 22:42
☆こねこちゃんへ
 心配かけました。お恥ずかしい限りです。もう体調も戻ってきましたので、水曜日頃からはブログも復活します。
★なまはげ
2006年08月22日 22:44
☆Tatehikoさんへ
 今回はしっかりとやられてしまいました。そちらもまだまだ暑い日が続くのでしょうから、お互い体調には充分注意しましょう。
2006年08月23日 06:13
おはようございます♪
ぇえっ(@@;
やっぱり・・入院されてたんですか?
ホントに大丈夫なんですか?
この際 もう2,3日ブログのコトは考え
ずゆっくりなさってください!
きちんとしすぎです なまはげさん^^;
カラダが第一です
きっと私も 皆さんも
ゆっくり待っていますから。。。
藤村 雪乃
2006年08月23日 10:33
なまはげサマ 熱に参っていたとはつゆ知らず遅ればせながらお見舞い申し上げます。

休みを利用して角館へでかけ、解体新書をガラス越しに見てきたのは数日前のことでした。
義弟とその知人を案内してでしたが、解体新書=杉田玄白と思っていたようで、秋田の人も関わっていた事に感心していましたよ。

★なまはげ
2006年08月23日 22:00
☆璃里さんへ
 何かブログを休んでいると妙に気になってしまい、かえって身体に悪いような気がします。もう、ブログ無しの生活が出来なくなってしまったみたいです。(中毒患者!)
★なまはげ
2006年08月23日 22:04
お恥ずかしいです。身体だけは丈夫と思っていたのですが、とんでもないところに落とし穴がありました。
解体新書は、この話をすると大概の方がビックリしますよね。学校では教えてくれないことですから。

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