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zoom RSS つぶ息子 その1

<<   作成日時 : 2008/05/07 18:18   >>

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むかしこあったずおん。

   昔々、

ある所さ貧乏だども大した正直な爺さまと婆さまがいたと。

   あるところに、貧乏だけれど正直なお爺さんとお婆さんがおりました。 

その年になっても童子(わらし)がなかったから、
裏の水神さ田植の祈願したついで、
この年寄りさ、何えでもええがら童子こ一人授げでたんせて願掛げだけど。


   年老いても子供は授からず、
   裏の水神様に田植えの祈願の折、
   年寄り夫婦に子供を一人授けて欲しいと願をかけました。
 
満願の日に水神さまが、本当に不憫だと思うども、
お前たちさ授ける童子は草の根分げでもえねおの。
だども、あまりにも不憫だ。根が正直な二人だからこれを授ける。
息子だと思って大事に育でろと、米粒ほどのツブを授けてくれたと。


   満願の日に水神様は不憫だとは思うが、
   あちらこちらを探してもお前たちに授ける子供はいなかった。
   しかし、あまりにも不憫なので、正直者に免じてこれを授けることにする。
   息子だと思って大切に育てるのだぞ。

   と、米粒ほどのつぶ(タニシ)を授けました。
 
爺さまと婆さま、息子のツブ童子を有り難く頂いて家さ戻って、
飯器(はんき)さ水張って神棚さ上げで拝んだど。
今日は泣き声たでるべが、
手足出はって童子になるべが
て、
毎日毎日ツブばり気にしてえだども、
いつまで立ってもツブはツブのまんまで大きく育った。
大きくなったがら手桶さ入れて育てた。


   お爺さんとお婆さんは、息子のつぶを有難く頂いて家に戻り、
   ごはん茶わんに水を張って神棚に上げて拝みました。
   今日は泣き声を立てるか、
   手足が出てきて子供のようになるか
と、
   毎日毎日つぶのことばかり気にしていたけれど、
   貝殻は大きくなるが人間の様にはなりませんでした。
   大きくなったので手桶に入れ替えて育てました。

    
ある日、米売るどて町立ちする爺さまさ、
俺らも町さ行ぐしゃて大きた声で叫ぶ者がいたと。
誰だべ、家の中になば婆しかえねどもな。
爺さまあだりほどり見でだば、手桶の中から声こ出はってだ。


   ある日、米を売りに行くために町に出かけようとするお爺さんに、
   「おいらも町に行きたい」と大きな声で叫ぶものがいます。
   「誰だろう?家の中にはお婆さんしかいないのだが」
   お爺さんが周りを探すと、手桶の中から声が聞こえていました。
 
あらあらツブ、お前が声こだしたなが。
婆、婆、息子のツブこ声だしたど。

あらまんつ婆さまも大喜びした。
ツブは町の長者殿の家まで行きたいて言うから、
えごえごて町の長者殿の家まで連れて行った。


   「おやおやつぶ、お前が声を出したのかい?
   お婆さん、お婆さん、息子のつぶが声を出したよ
   ビックリしてお婆さんも大喜びしました。
   つぶは町の長者様の家まで行ってみたいと言うので、
   喜んで町の長者様の家まで連れて行きました。

 
長者殿の家には倉が三十もあって、
使用人が何百人もいる。
その人たちが、ほれ水神さまの申し子ツブ童子だどて大騒ぎだ。
ついには、これがツブ童子、ホホホホと長者の三人娘まで出はって来た。


   長者様の家には蔵が30もあって、
   使用人は何百人もいます。
   その人たちが、水神様の申し子のつぶ息子だぞって大騒ぎになりました。
   ついには、「これがつぶ息子なんですね、ホホホ」
   長者様の三人娘も見物に現れました。

画像
 
三人娘を見くらべていたツブ、
三番目の末娘の器量が一番で気立ても一番と思った。
とうとうため息をつきながら、
爺さま、俺らあのおばこどご欲しいて言いだした。
爺さまはあきれて、何んぼ水神さまの申し子だたて、
ツブはツブだべ。
相手は長者のお姫様だ、わげの分がらね事を言うな。
ツブの身分を考えてあきらめろ。

て言い聞がせだたて、
ねぎするだが、だじゃぐこぐだがで困ってしまった。


   三人娘を見比べていたつぶ息子、
   三人目の末娘の器量も気立ても一番と思いました。
   とうとう大きなため息をつき、
   「お爺さん、おいらあの末娘を嫁に欲しいと思う」と言い出しました。
   お爺さんはあきれて、「いくら水神様の申し子といっても、
   つぶはつぶ。
   相手は長者様のお姫様だ。無理なことを言うものじゃない。
   自分の身分を考えて諦めることだ」
       
   と、言い聞かせましたが、
   文句を言ったり、わがままを言ったりお爺さんを困らせてしまいました。






さてさて、長者様の末娘に一目惚れをしてしまったつぶ息子の
願いは叶うのでしょうか?

続きは、明日のお楽しみ






んだば







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コメント(10件)

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 こんばんは☆こねこです♪

 よくある昔話の展開・・・。
 しかし、次回はどうなるやら!

 ・・・なんて言いながら、いろいろ考えをめぐらせてるこねこでございます(笑)。

 貧乏者とお金持ち・・・これまたよくある設定ですが、つぶがそこにどう関わってくるのか・・・楽しみです(微笑)。

 ねこでした。ニャン☆
こねこ
URL
2008/05/07 20:01
こんばんは( ̄ー ̄)
つぶ君、せめて普通の男の子だったら願いも叶うのかも知れないね!!
明日はどんな展開になるのかな(*^^*)
微笑み
2008/05/07 20:33
三人の娘のうち たいてい末の娘が一番器量良しですね。
さて ツブ君 お嫁さんになってもらえるのかな?
意外な展開が待っていたりしてね。
+あい
URL
2008/05/07 20:40
つぶくん。どう化けるんでしょうか。
むうさん
URL
2008/05/08 02:34
たにしのよめっこ
はるか昔に聞いたことがあるような、ないような…
コマチも素敵な王子様が現れたら
気立てのいい美人な嫁に変身したいなあ(笑)
コマチ
2008/05/08 12:39
☆こねこちゃんへ
 お話の展開を想像されているようですね。さてさてねこちゃんの想像通りの結末となるのかな?乞うご期待!!
★なまはげ
2008/05/08 17:39
☆微笑みさんへ
 あはは、そうなんだよね。姿がツブというのがネックなんだけど・・・この後の展開に期待してください。
★なまはげ
2008/05/08 17:44
☆+あいさんへ
 そうそう、三人娘の内の一番器量良しはたいがい末娘ですよね。なぜなんだろう??
 この後の展開を期待してください。
★なまはげ
2008/05/08 17:48
☆むうさんへ
 あはは、つぶ君が変身するのを見込んでいるようですね!!鋭い!!!
★なまはげ
2008/05/08 17:51
☆コマチさんへ
 コマチさんが綺麗なお嫁さんに変身するのもきっともうすぐでしょう!!その時は写真を送ってくださいね!!
★なまはげ
2008/05/08 17:55

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