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zoom RSS 医療と法律の空白

<<   作成日時 : 2007/12/23 16:52   >>

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「呼吸器を外してほしい」。
家族の言葉は医療現場に難しい判断を迫った。
22日明らかになった秋田赤十字病院の延命治療中止ケース。

主治医は
「法律が埋めてくれない『空白』の部分を、
倫理委員会の判断で埋めたらこういう形になった。
今でも迷う気持ちはあるが、
家族の希望を考えればよかったと思う」

と振り返った。
画像
頭のけがが原因で
約半年間「長期脳死」の状態だった40代の女性患者について、
秋田赤十字病院が2006年3月、
病院の倫理委員会の承認を得て
人工呼吸器を含む延命治療を中止していた。
中止を希望した家族も立ち会い、女性は間もなく亡くなった。


「できるだけの治療をしてください」。
主治医によると、女性が脳死状態になっているとの説明を受けた当初、
家族はそう望んだ。
治療を続けてみると、女性の全身状態は安定。
肺炎になっても抗生物質を投与すると回復するなど、脳死状態が維持され、
心停止になることはなかった。

主治医はその後
(1)治療を続ける
(2)栄養やホルモン剤投与をやめる
(3)昇圧剤をやめる
(4)呼吸器を止める
―などの選択肢を家族に示し
「患者本人だったらどうしてほしいと思うか、代わって考えてほしい」
と話した。

家族が「呼吸器も含め延命治療を中止したい」と求めたのは、約5カ月後。
主治医は「法的に微妙な問題で難しい」と説明したが、
家族の希望は変わらなかった。
病院側は
「臨床的脳死判定をし、院内全体で議論した結果」としており、
日本救急医学会が今年10月にまとめた
終末期医療に関する指針にも合致する対応だが、
脳死後も長期間心停止にならず
「死期が差し迫ったとはいえない」状態での中止は極めて異例。

呼吸器外しのように患者の死に直結する中止行為をめぐっては
「生命の切り捨て」との批判もあり、議論を呼びそうだ。


女性は05年9月に転落事故による頭部外傷で入院、
集中治療を受けたが血圧が下がり瞳孔も散大。
脳死移植時の法的脳死判定とほぼ同じ基準で行われる臨床的脳死判定で脳死とされた。

家族は当初、治療継続を希望。
病院側は栄養や水分補給、呼吸器のほか、ホルモン補充療法などを実施。
約2カ月後の再判定でも変化はなく、
コンピューター断層撮影(CT)でも脳全体の壊死(えし)が確認された。

治療方針について家族の気持ちは揺れることもあったが、
06年2月ごろには
「そろそろ見送ってあげたい。呼吸器も含め中止してほしい」
と固まった。
延命治療に対する患者意思を記した文書などはなかった。

病院側は
「家族の気持ちに応えるため、病院全体で手順を踏むことが大切だ」と考え、
3月に院長や事務部長、看護部長らによる倫理委員会を開催。
審議の結果
「家族の理解が十分であれば、延命治療の中止に呼吸器を含めることは是認できる」
と中止を承認した。

これを受け、家族に中止の希望を書面で提出してもらった上で
最終的に宮下院長が決断、
家族が見守る中で治療を中止し女性は約20分後に亡くなった。
心停止後、生前の意思に基づき腎臓と眼球は移植に使われた。



[長期脳死]

通常は呼吸や循環管理のための治療を続けても
1週間から10日程度で心停止に至ることが多い脳死症例の中で、
判定後も長期間にわたって心停止に至らない場合を言う。
遷延(せんえん)性脳死、慢性脳死とも呼ばれ、数カ月にわたることもある。
小児で多いとされるが、成人でも報告例がある。
脳からの命令がない状態でも酸素や栄養、水分補給があれば、
心臓などの臓器は機能を維持し続けるが、
長期に及ぶ要因は分かっていない。






病院は倫理委員会で承認を得た後、
秋田県警にも見解を照会。
「病院内の医療行為の是非を判定する立場にはない。
ただ法律違反があると察知された場合は捜査を行う」
と回答があったという。



何かと論議を呼ぶ「医療と法律の空白」
政治はいつまでも逃げ続けるのでしょうか。






んだば








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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
 こんばんは☆こねこです♪

 脳死・・・今まで心停止が死亡の目安だと考えがちでしたが、脳も機能が停止すれば生きていく上で大きな支障になりますから、もっともっと関係各位の皆さまに考えてほしい問題ですね。

 このご家族も結論を出すまで、出した後の処置・・・見るのはつらかったでしょうね。そしてこのあとも心のどこかで「これでよかったんだろうか?」とさいなまれることでしょうね。でも、それが普通の感情だと思います。

 法を司る機関、法を作る機関、1日も早い取り組みを・・・(願)。

 ねこでした。ニャン☆
こねこ
URL
2007/12/23 17:54
こんばんは( ̄ー ̄)今日の話題はずいぶん重いテーマですね(/--)/実際自分がいつ同じ立場になってしまうかもしれない問題だけに放って置けませんね(^o^;)
いつまでも医療まかせにしておいてもなにかと大きな負担が医療側にかかってきます。そろそろきちんと法律でカバーしていただきたいですね(((^_^;)
微笑み
2007/12/23 20:28
朝、新聞で読みました!いろいろ考えさせられますねっ。
命を勝手に短くするってことはいけない、そんなことは分かっている。でも・・。
安易に認めちゃいけないけど、逆に安易に否定ばかりも・・。
自分ならどう対処しただろう?!
秘密主義
2007/12/24 01:05
難しすぎる問題・・・

個人的には、無駄な延命はやめて欲しいと、家族に伝えてありますが、文書にはしてないです。
命って、ただ長らえることでもないような気がするし・・・
このことで、医師が罪に問われることになっては、少し気の毒な気がします。
ぷん
URL
2007/12/24 11:15
☆こねこちゃんへ
 実際に「脳死」状態では生き返ることは無いのでしょうね。「心停止」だけが「死」と認められるとしたら、移植問題やご家族の高額な医療費負担などの問題などが発声してきます。これらをどのようにクリアしていくのか・・・医療の場だけに預けてばかりではいけないでしょうね。
★なまはげ
2007/12/24 18:14
☆微笑みさんへ
 医療現場では出来るだけ医療のほうに集中していて欲しいものです。難しい法律問題でただでさえ忙しい現場に大きな負担をかけてばかりいるのはいかがなものでしょうか。この面での法整備をしっかりと行ってもらいたいものです。
★なまはげ
2007/12/24 18:20
☆秘密主義さんへ
 この報道を御覧になっていたのですね。確かに安易に認められないし、安易に否定も出来ない難しい問題です。それだけにその都度に関係者が悩まなくてもいいように法の整備が必要なのでは無いでしょうか。
★なまはげ
2007/12/24 18:25
☆ぶんさんへ
 脳死状態は普通は長くは続かないのだということを今回の記事の中で知りました。1・2週間の間なら家族の負担も少なくて済むのかもしれませんが、半年以上も続くとなると・・・・。。かなり難しい判断だったのでしょうね。
★なまはげ
2007/12/24 18:32
関係者全員の誠実さ、人命に対する敬意、人に対する愛を感じます。
偉い。
猫姫少佐現品限り
URL
2007/12/25 16:23
☆猫姫さんへ
 今回の処置に対する関係者はそれぞれの立場で精一杯の愛情を見せていたように思いました。猫姫さんの仰るとおりですね。
★なまはげ
2007/12/25 17:29

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