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zoom RSS 山鳥のむかし   その1

<<   作成日時 : 2007/11/18 16:46   >>

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今日の秋田市は、朝から冷え込んでいて、
冷たい雨が降り続いています。

時折、雨の中に白いものがはっきりと混ざっていて、
もう冬が来てしまいました。
明日には、車のタイヤ交換しなければと思ってしまいました。


今日は、ちょうど初雪が降る頃の秋田の民話を紹介します。
長いお話になりますが、
二つに分けて、今日中に両方をご紹介します。






むかしっこあったずぉん
  (昔々のお話)

画像

ある所さ婆さまど息子ど暮らしていたと。
  (あるところに母親と息子が暮らしていました)

ある日のこと、息子がアギビの蔓っことりに山さ入ったば、
  (ある日のこと、息子がアケビの蔓を採りに山に行きますと)

誰がのヒコグシさ兎でねぐ山鳥こ足ひっかげでいた。
  (誰かの罠に兎ではなく山鳥がかかっていました)

近よって見だば、山鳥なば目さ涙こ一杯ためで見でるよだおの。
  (近づいてみると、山鳥は目にいっぱいの涙を溜めてこちらを見ています)

あらあらうどつらしなや。俺が逃がしてければ山鳥こ喜ぶべな。
  (「おやおや可哀想に。私が助けたら山鳥は喜ぶだろうな」)

んだども、正月くる時によ、山鳥とって商売してる人も困るべ。
  (「しかし、正月前に山鳥を獲って商売している人も困るだろうし・・」)

息子はあれこれ考えでだども、山鳥どごヒコグシがら離して、
  (息子はあれこれ考えた挙句、山鳥を罠から放して)

親父の形見のお守り置いたど。お守りさなば砂金の粒あったなだ。
  (父親の形見のお守りを置きました。お守りの中には砂金が入っていました)



家さ戻って山鳥の話こしたば、それなばええ事したな
  (家に戻って山鳥を助けた話をすると、「良い事をしたね。」)

苦しんでいる時に助けられで、山鳥だだて有り難いと思うべ
  (「苦しんでいるときに助けられて、山鳥だってありがたいと思っていると思うよ」)

えがったえがったて婆さまも喜んでえだ。
  (「良かった良かった」と母親も喜んでくれた)



いつもの冬より雪降るな遅いなやて話こしてらば、あでつけみでに吹雪になった。
  (いつもの冬より雪が遅いなどと話をしていたら、嫌がらせみたいに吹雪になりました)

まんつ冷えできた、これなば初雪がら根雪になるべ。
  (「かなり冷えてきた。これなら初雪が根雪になってしまう」)

さびさび早ぐ寝た方ええ、ひと冬燃やす木こ大事にしねおね。
  (「うう、寒い寒い。早く寝たほうが良い。焚き木も大切にしないといけないからね。」)

んだなんだなて囲炉裏のオギこさアグこかげでだば、
  (「そうだね」と言いながら囲炉裏の火に灰を被せていると)

囲いの萱ガサガサガサて鳴りだした。
  (雪囲いの萱が、風に吹かれてガサガサガサと音を立てたのです)

雪こ積もれば、風の音もキツネの鳴声も聞げねぐなるどもなて笑ったば、
  (雪が積もれば、風の音も狐の鳴き声も聞こえなくなるさと笑っていると)

風の音さ混ざってフフフフフフフて人の声したよだ。
  (風の音に混じって「フフフフフフフ」と言う人の声が聞こえた気がしました)



あんちゃ、誰が来てねが。
  (「息子よ、誰か来たんじゃないか?」)

まんつ婆なば、こんた吹雪の晩げ誰が来るてが、風の音なべ。
  (「まさかこんな吹雪の晩に、誰かが来るわけないだろう。風の音だろう。」)

婆も年寄って空耳だべた。空耳でわやわやじなだべ。
  (「かあさんも年取って空耳が聞こえたんだろう。空耳で落ち着かないのだよ」)

何言うべ、俺らなのまだモウロクしてね。
  (「なんてことを言う。私はまだモウロクなどしていないよ」)

風の音さ混ざって、誰がフフフて言ってえるなだ。
  (「風の音に混じって、誰かが『フフフ』と言っているよ」)

おにゃさ出はて見るべ。
  (「外に出て確認してみよう」)



二人して出はったば、入り口さ雪まみれになった若い娘が倒れていたと。
  (二人で外に出て見ると、入り口に雪まみれになった若い娘が倒れていました)

早ぐ早ぐて娘どご家さ入れで、体中さ張りついた雪を払って、
  (一刻も早く娘さんを家の中へと入れて、体中の雪を払い落とし)

囲炉裏の火どんどんど燃やした。
  (囲炉裏の火をどんどんと燃やしてあげました)

あんちゃ、あんまり急に熱くしたてだめだ。身体さ悪いど。
  (「息子よ、急に熱い火にあてては駄目だ。身体に悪いから」)

藁火たげばええ、藁火なばやっこえがら。
  (「藁の火を焚けば良い。藁の火なら優しく暖めてくれる」)

藁火でゆっくり温めで、熱い粥っこを食わせだば、安心したふで娘なば眠ってしまった。
  (藁の火で、ゆっくりと身体を温め、温かいお粥を食べさせたら、安心したのか娘は寝入ってしまいました)





この続きは、今夜の八時頃にアップします。





そちらの方もよろしく。







んだば、あとで









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2007/11/18 20:01

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
続きは8時頃なんですね(^^)/ハーイ
いい話のようでいて、どんでん返し・・?!だったりして。

こちらでも霰が降ったし、明日の天気予報に雪マークが・・。12月前にタイヤ交換しないと^^;
冬になっちゃいましたねー。

秘密主義
2007/11/18 17:40
 こんばんは☆こねこです♪

 え、8時ごろ・・・わぁ、もうすぐだぁ!(笑)

 これは昔話によくありがちな展開なのでしょうか??
 それとも・・・また何かオチがあったりして??

 P.S.
 昨日の「三段締め」をウィキペディアで調べたんですが載ってませんでした・・・。
 ホントに分からないので教えてくださいませ(ペコ)。

 ねこでした。ニャン☆
こねこ
URL
2007/11/18 19:25
こんばんは(⌒‐⌒)続きは八時頃ですか(^o^)vいま頃は最終段階の真っ最中かな?ワクワクして待っています。(^з^)-☆ 山の写真素敵です。どこの山ですか?
微笑み
2007/11/18 19:37
民話の感想は後日にして・・・黄葉した麓に雪の山がこのように重なるのですね。
秋田に民話が残る原因が見えてくるように思います。
Tatehiko
2007/11/18 21:42
もう八時過ぎてるけど・・・ワクワク!
ぷん
2007/11/18 21:59
☆秘密主義さんへ
 これはよくある民話に付き物の展開になっていきますよ。後半も見てくださいね。
★なまはげ
2007/11/19 16:53
☆こねこちゃんへ
 これは純粋な民話ですから、よくありがちな民話の展開ですよ。
 昨日の記事のオチを検索しても出てこないでしょうね。ちょっと難しすぎたか(反省)!!
★なまはげ
2007/11/19 16:57
☆微笑みさんへ
 この山は、栗駒山です。11月初旬の初冠雪のころの写真です。紅葉に雪が被って素敵ですよね。
★なまはげ
2007/11/19 17:00
☆Tatehikoさんへ
 栗駒山の初冠雪のときの写真です。紅葉の木々と頂の白がとても綺麗に映し出されています。
★なまはげ
2007/11/19 17:02
☆ぶんさんへ
 後半でがっかりしないでくださいね(微笑)。
★なまはげ
2007/11/19 17:04

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