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zoom RSS 手長足長

<<   作成日時 : 2007/08/24 17:24   >>

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今から1200年ほど前、
三崎山に「手長足長(てながあしなが)」と呼ばれている恐ろしい怪物が住んでいて、
そこを通る旅人を捕らえては食べていました。

この怪物は手が長くて鳥海山まで届き、
足は飛島まで一跨ぎ出来たのです。
住んでいた岩の洞窟付近には人間の骨が散らばっていました。

この怪物を退治しようと出かけていった武士も、
無事に帰ってきたものはいませんでした。
道行く人は恐る恐る三崎山を通っていたのです。

ところが、関所付近の林に三本足のカラスが住んでいて、
近くに「手長足長」が居る時には「ウヤ」と鳴き、
居ない時には「ムヤ」と鳴きました。
ここを通る人々は、これを聞き分けて通るようになりました。
それ以来、この関所を「有耶無耶の関」と呼ぶようになりました。


折から来合わせた慈覚大師がこの手長足長の話を聞き、
退治に出かけていきますが、捕らえられてしまいます。
しかし、手長足長は大師の鋭い眼力や慈しみの心に負け、
しまいには降参してしまいました。

大師は散らばっている人間の骨を集めて埋め、
そこに五輪塔を建てて冥福を祈りました。

その後、手長足長にはタブの実を食べるようにと命じました。
それからというもの、
道行く人も安心してこの関を越えることができるようになりました。
大師が三崎を去る時には、
たくさんのタブの実を蒔いて行きました。
それが現在三崎山にうっそうと茂るタブの木なのです。






いきなり伝説を書きました。

秋田県の南端、にかほ市象潟と山形県遊佐町の県境にある
三崎山の伝説です。
画像

南から不動・大師・観音の三つの岬から三崎の名が付いたのだそうです。
標高70メートルほどの山で、
鳥海山の溶岩で形成され、
日本海の侵食で切り立った崖が続きます。
三崎山旧街道は箱根の山より険しいと言われ、
日本海側の街道随一の難所と知られていました。
「地獄谷」「駒泣かせ」「沓掛」などの地名が当時を忍ばせます。
また、松尾芭蕉が象潟を目指して
「奥の細道」を旅した街道としても有名です。


面白いことに、福島県の磐梯山にも手長足長の伝説があります。
やはり悪さばかりして地域住民を困らせていますが、
偉いお坊さんが来て、これを懲らしめてくれます。

鳥海山と磐梯山の共通点と言えば「火山」と言うことでしょうか。


噴石が飛来する様や、
溶岩流などの足早に流れ落ちる様が、
手長足長の悪さに見えたのではないでしょうか?



象潟町の金峯(金峰・きんぽう)神社では、
1200年間伝えられてきたと言われている、
鳥海山の悪魔を退治した慈覚大師に対し、
神恩に感謝を捧げるお祭りがあります。
明日はそのお祭りのユニークな踊りを中心にお伝えします。





んだば










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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
ウヤムヤの関ですか・・・面白い伝えばなしですね。
タブの木、タブの実ってどんなものなのか楽しみにしています。
またの機会にアップしてくださいね。
Tatehiko
2007/08/24 19:14
 こんばんは☆こねこです♪

 うぅぅぅぅ・・・夢に出てきそうな怖い絵ですね・・・。

 でも、うやとむやって・・・「うやむや」に通ずるのでしょうか?何か関係ありそうな感じですけど・・・。

 ねこでした。ニャン☆
こねこ
URL
2007/08/24 19:27
毎年三崎公園でお花見を楽しんでいます。こんなお話しがあったなんて知りませんでした。明日のお祭りってチョウクライロ舞なのかな?興味あったけどまだ見たことはありませんでした。楽しみにしています。
微笑み
2007/08/24 20:03
「有耶無耶の関」って,今にして思えば,なかなか好いネーミングですね。今でもそう呼んでいるのでしょうか。手長足長はもう居ないにしても…。
仮に居たとすると,車のスピードを上げても逃(のが)れられません。警官もガードマンも置けないし…。困る以上の事態になりますね。
閑 客
2007/08/24 20:45
三本足のカラスって あの日本代表のシンボル 「やた烏」のことでしょうかね?

日本の昔話に出てくる妖怪や お化けは 自然の驚異を そういう形にしてたんだと思います。

つづき 楽しみにしています。
+あい
URL
2007/08/24 20:49
☆Tatehikoさんへ
 タブの木はクスノキ科の常緑高木で、別名イヌグスとよばれ、温暖地によく自生しています。秋田・山形の寒冷地にはなかなか生えないのですが、なぜかこの三崎山だけはタブが多いのです。タブの木はインターネットで検索してみてください。大きく育ち、地上1メートルくらいで枝分かれして枝も大きく広げる木ですよ。
★なまはげ
2007/08/24 22:53
☆こねこちゃんへ
 そう、その「有耶無耶」ですよ。有るのか無いのかハッキリしない状況、そんなものが「有耶無耶」です。
★なまはげ
2007/08/24 22:56
☆微笑みさんへ
 ピンポ〜〜〜ン!!明日はチョウクライロ舞のお話です。先日象潟に行って、いろいろと調べてきました。満足いくレポートになるかはわかりませんが、楽しみにしていてください。
★なまはげ
2007/08/24 22:58
☆閑客さんへ
 「有耶無耶の関」は、関所跡はありますし立て札もあるはずです。実際の名前はハッキリしませんが、通称こう呼ばれていたのは明らかです。
 「手長足長」が警察にいたら、犯罪はなくなってしまいそうですね。
★なまはげ
2007/08/24 23:03
☆+あいさんへ
 日本サッカーのシンボルにもなっている「ヤタ烏」です。
 あくまでこの怪物の解釈は、個人的にそう思っているだけですが、火山の噴火は手を伸ばしているような感じだし、溶岩流も足が伸びてくるような感じがするのですが・・・・!??
 明日のお話も楽しみに待っていてください。
★なまはげ
2007/08/24 23:08
おはようございます♪
イラストの手長足長をカワイイと思ってしまったのは私だけでしょうか・・・。「手長足長」で検索かけたら アンガールズをイメージさせるイラストで「やっぱ妖怪なんだ…」と認識しました(^_^;)
居るときは「ウヤ」居ないときは「ムヤ」ってはっきりしてるのに「有耶無耶」ってところもなんだか面白いですね〜。
moon
2007/08/25 09:00
☆moonさんへ
 あはは、手長足長とアンガールズを一緒にしたら、手長足長が怒りますよ!!?
 実際は「ウヤ」と鳴いたのか「ムヤ」と鳴いたのかが有耶無耶になっていたとか・・・・。。
★なまはげ
2007/08/25 15:44
いろんな〜伝説が・・おもしろいですね
うやむやの関ですか!!
アンガールズ似は・・・私も笑いました!!
ヾ(*^▽^*)〃ん?
かすみ草^^
2007/09/03 06:12
☆かすみ草さんへ
 いろんな伝説などがあって、秋田は楽しいところです。名前も「有耶無耶」なんて、ちょっと小馬鹿にされているような気分にもなっちゃいますが、まあ、面白さで勘弁してくださいね。このあとでテレビでアンガールズを見ると、「手長足長」を思い出しています。
★なまはげ
2007/09/03 17:14

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