★なまはげの独り言

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zoom RSS かまくら行事考

<<   作成日時 : 2007/01/19 16:26   >>

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「かまくら」とは、秋田県仙北地方周辺に伝わる
小正月行事の総称です。

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「かまくら」と言えば、
『横手のかまくら』が有名ですが、
昨日お伝えした『火振りかまくら』
六郷の『竹うち』などもかまくら行事に入ります。


そもそも「かまくら」とはどんな意味だったのか?


それにはいくつかの説があって、

@形がかまどに似ているから「竈蔵(かまどくら)」から変化した。

A神の御座所「神座(かみくら)」から変化した。

B「後三年の役」の時に、源八幡太郎義家の下で奮闘した
 鎌倉権五郎景正(かまくらごんごろうかげまさ)の活躍を称えたもの。

   参考記事 奥州の覇者 その四 3月6日記事←クリック
      東北の歴史に興味ある方は、「奥州の覇者 その一」から読んでみてください。面白いです。

C鎌倉初期に鎌倉からこの地方の地頭として派遣されてきた役人が、
 京都御所の伝統を、仙北の地で火祭文化として根付かせた。


などがあります。


私は今回、「六郷のかまくら行事」に着目してみました。

六郷のかまくら行事は2月11日から15日まで行われます。
五穀豊穣・子孫繁栄・悪魔祓い・年占いが合わさった行事です。
小正月行事本来の姿を保ち、住民の伝承意欲も高く評価され
国の重要無形民族文化財として指定を受けています。


元旦から続いていた「蔵休み」が明け、
蔵開きが2月11日にあります。
蔵の前には据え膳をし、御灯明を灯します。
子供たちは五色の短冊に書初めを行います。

翌12日に、
前日に書いてあった短冊を青竹に飾り、軒先に提げます。
この短冊が飾られた青竹を「天筆」と呼びます。

13日と14日は、鳥追い小屋を造ります。
雪を四角に積み上げて、
天井部分には茅で筵(むしろ)を編み乗せます。
小屋の中には「鎌倉大明神」を祀り、
鳥追いの歌を歌って遊びます。

画像

最終日の15日は、
餅をつき、柳まゆ玉を作り神棚や米俵を飾ります。
これは稲穂を模ったもので、
五穀豊穣祈願するものです。

夜、(これが一番有名ですが)
各町内で必勝祈願を終えた若者たちが、
手に手に青竹を持ち、
町の真ん中に集まりだします。
南北にわかれ、合図の元
青竹で激しく打ち合います。
これが「竹打ち」と呼ばれているものです。
画像
2度の合戦が終わると、
12日から町内を飾っていた「天筆」が持ち込まれ、
中央のかがり火で、
前年に使ったお守りなどと一緒に燃やされます。
これを「天筆焼き」と呼びます。

天筆焼きが終わり、神官がお払いをして3回目の「竹打ち」が始まります。
北軍が勝てば豊作、南軍が勝ては米の値段が上がると言われています。



これが「六郷のかまくら行事」です。

鳥追い小屋が変化して「横手のかまくら」に代表される雪室に、
天筆焼きが変化して
角館や秋田市の「火振りかまくら」になっていったと考えれば、
それぞれ形が違うものが同じ「かまくら」と呼ばれているのに
合点がいくように思うのですが・・・・・・・・・




あくまでも、私個人の推測の域を出るものではありませんが





んだば






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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
横手の鎌倉は、水神様をまつるんですよね…
たしかに、「かまくら」の語源って不思議
「甘酒あがってたんせ」と「火振り」がつながらないなあと思っていたんです。
雪室のことでもなく、水神様のことでもないと聞いて
少し納得しました。
コマチ
2007/01/19 16:58
 こんばんは☆こねこです♪

 かまくらの語源はそういうことだったんですか。
 平仮名なのでどういう字を書くんだろうっていつも思ってました。

 なんだかここへ来ると、お父さんにおとぎ話でも読んでもらってるような気がします。まるで子守唄のように(微笑)。

 ねこでした。ゴロニャ〜ン☆
こねこ
URL
2007/01/19 20:24
ほう。八幡太郎義家がでてきましたから,それにのりたいところです。
でも,平凡社大百科事典では「かまくら」は鳥追い行事の流れという説です。すると『A神の御座所「神座」からの変化』がいいようですね。雪室も鳥追い行事の仮小屋からの変化を匂わせています。
鳥追いは小正月の子ども行事だそうですから,時期は合っています。もし「秋田のかまくら」に唄が伝わっていれば,その歌詞がヒントになるかも…。
余計なことを言って,来年の「秋田検定」受験の邪魔になったら,ごめんなさいね。いろんな形があることが不思議で,ちょっと調べてみたまでですから…。
閑 客
2007/01/19 21:33
☆コマチさんへ
 子供の頃から「かまくら」の意味を親に聞いたりしていたのですが、なかなか納得できる回答はなかったですね。おそらく同じような思いがコマチさんにもあったんでしょう。一連の「かまくら行事」は六郷に起源があったような気がしてなりません。
★なまはげ
2007/01/19 22:08
☆こねこちゃんへ
 県内でも諸説紛々、どの説が正しいのか正しくないのか判断が付きかねます。しかし、県内における「かまくら行事」の起源は六郷町の一連の作法にあるようですね。おとぎ話のように聞こえていたら、眠ってしまいそうですね!
★なまはげ
2007/01/19 22:12
☆閑客さんへ
 百科事典で調べてくださったのですね。やはり鳥追い小屋に関連していたのですね。「横手のかまくら」だけでしたらAの神座説が有力なのかもしれませんが、「火振りかまくら」の方の説明が不十分なような気がします。私としてはCの鎌倉から伝わった一連の行事全体を「鎌倉行事」として行なっていたものが、部分的に各地に広まって行ってそれぞれの「かまくら」として根付いていったのではないかと思いますが・・・。はたして・・・・・???
★なまはげ
2007/01/19 22:21
「かまくら」と一言で片付けて覚えていましたが 由緒をたどると まだまだわからないことが多いのですね。

神座(かむくら)なら 近所のラーメン屋さんの名前です。

これまた失礼いたしました。。。

んだば
+あい
2007/01/19 23:32
なるほど、なるほど。
六郷の鳥追い小屋は、湯沢の犬っこまつりのお社に似ているな、と思いましたよ。
あの天筆の旗、ぼくは大好きで、焼かずにいまも大事にとってあります。
むうさん
URL
2007/01/20 05:19
すごい大きさ
雪を□に積み上げるんですね!
やはりこのクラスのかまくらは 北国でな
いとムリですね〜 先日ふったドカ雪で次男
は早速作っていましたが やっとかがんで
一人入れるくらいなんです(苦笑
しかもすぐ溶ける。。。爆
このくらい居住空間が広いと楽しいんだろ
なァ〜・・
「天筆焼き」
こちれでは ドンド焼き と言います
名前の由来まで 考えてこと無かったです
今度調べてみましょ^^;
璃里
2007/01/20 06:25
☆+あいさんへ
 実はまだハッキリしていないところがあるんですね。だから面白いともいえるんですが・・。。
 神座(かむくら)さんとは面白い名前ですね。そこのラーメンを食べるとご利益にありつけそうな名前ですね。
★なまはげ
2007/01/20 09:32
☆むうさんへ
 湯沢の「犬っこ」は由来がハッキリしています。近いうちにご紹介するつもりです。社の造り方としては似ているかもしれませんね。天筆をお持ちでしたか!ずっと飾っておきたいくらい綺麗なものですからね。
★なまはげ
2007/01/20 09:36
☆璃里さんへ
 いわゆる「かまくら」の造りかたは、違いますよ。強く踏み固めながら雪の山を作ります。固く締まったところで、その山に穴を掘っていくのです。そうでないと直ぐに天井が落ちてきてしまい大事故になってしまいます。鳥追い小屋の場合は天井は筵で覆いますから、このようなつくりでも良いのですが。それから、「どんと焼き」は秋田の各地にもあります。前の年のお札とか注連飾りとかを焼き、新しい一年を祈願する行事ですよね。「天筆焼き」は御所で行われている行事の古式にのっとって進められる作法です。「どんと焼き」とはちょっと違うものです、説明が足りませんでしたね。
★なまはげ
2007/01/20 09:47
かまくら祭り
今年は雪不足で大変でしょうね?
空色
2007/01/20 16:12
☆空色さんへ
 街に雪が無くても近くの山にはたくさんの雪がありますから、運び込めば何とかなるでしょう!
★なまはげ
2007/01/20 16:57
かまくらって、期間限定??
雪のある間、ずーっとあるのかと思っていました、、、
猫姫少佐現品限り
URL
2007/01/20 18:21
☆猫姫さんへ
 かまくら行事はどこのお祭も期間が決まっています。ただし、「横手のかまくら」はかまくら館という建物の中に年中「かまくら」が保存され、体験できます。が、やはり、本番のお祭のものと比べると迫力やスケールが違ってしまいます。雪国用ブーツでいらっしゃいませんか???
★なまはげ
2007/01/20 18:28

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